しばらく、ずっと輻射式電気ストーブを紹介してきました。
なぜ、そこまで輻射式電気ストーブにこだわるのか?
疑問に思った読者も多いでしょう。
当ブログのタイトル通り、
私はレイノー病を持っています。
並のレイノー病ではなく、
「日常生活を送れるレベルにすら達してない、致命的な状態」
と医者に言われるぐらい重症でした。
その後、神経ブロックという治療に出会い、
奇跡的に致命傷は避ける事が出来ました。
しかし、ブロック治療というのは
そんなに持続性はありません。
基本的に2時間程度しか効きません。
↑参考 神経ブロックはなぜ効くのか?
結局、うって2時間ぐらいは
血流が回復して調子が良いのですが、
その後、元の悪い状態に戻ります。
↑参考 レイノー病の治る・良くなるの違い
じゃあ、その神経ブロックの効果が切れた時にどうしてたのか?
という事ですが、その時に重宝したのがセラムヒートです。
輻射式電気ストーブの中でも
シーズヒーターに分類される人気の暖房器具です。
↑参考 輻射式電気ストーブの種類
それまでは、エアコンやコタツで暖をとってましたが、
正直あまり効かなかった。
コタツの中で手足が凍りついてる状態で
手足が温まるのに5時間ぐらいかかる状態でした。
それで、手足をコタツから出した瞬間
手足の血管が痙攣を起こして
1秒もかからずに、手足の温度が10℃ぐらい下がる
というのを繰り返していました。
その時点で、普通の人間ではありえない状態だと思います。
でも、それが現実でした。
そんな時、近所の電器屋にセラムヒートが飾っていました。
その時は、電池を買いに来ただけで
セラムヒートを購入しに来たわけではなかった。
しかし、横切ろうとセラムヒートの前を通った時に
信じられないぐらいの暖かさを感じました。
その場に完全に立ち止まったのを、今でも覚えています。
本当に体の芯から温かくなるという言葉がピッタリだった。
「私が求めていたのは、これだ」
そのまま、セラムヒートを購入したのは言うまでもない。
そして、家に持って帰り
いろんな実験をしてみました。
まず、回復に要する時間。
今まで痙攣を起こしてから回復するのに
5時間ぐらいかかってたのが、
セラムヒートでは、1~2時間で回復できる。
そして持続時間。
回復してから、セラムヒートから離れて
どのくらいの時間、痙攣を起こさないでいられるか?
今まで、コタツの場合は1秒持たずでしたが、
セラムヒートの場合は、数十秒から数十分までなら
痙攣を抑える事に成功。
これがあれば何とかなるんではないか?
私には淡いながらも希望の光が見えました。
今まで、神経ブロックした時しか
回復反応がなかったわけですから、
とてつもなく嬉しかったと思う。
その後は、神経ブロックを推し進め、
かなりの回復を果たすが、
ある時、ブロック治療は限界を迎える事になる。
↑参考 神経ブロックはなぜ効かなくなるのか?
結局、私はETS手術を受ける事になるんですが、
手術を10年先送りに出来たのは、
神経ブロックとセラムヒートのおかげだと思います。
↑参考 レイノー病治療の経緯
「またまた~、たかが暖房器具に対して大げさな。」
と普通の健常人は思うでしょう。
しかし、私の場合は
いかに痙攣を起こしている時間を減らせるかが
日常生活を送れるかどうかの生命線でした。
その大きな助けとなったのが、紛れもなくセラムヒートです。
空気に触れただけで痙攣が起きるような
重症なレイノー病あるいは冷え性の人には
エアコン・コタツ・セラミックファンヒーターなどでは
歯が立ちません。
そこを何とか出来るのが輻射式電気ストーブなんです。
石油ストーブや石油ファンヒーターは駄目なのか?
と言われれば、
悪くないとは思います…
しかし、1~2時間おきに換気が必要になります。
この換気が必要な暖房器具は
重症なレイノー病あるいは冷え性にとっては致命的です。
手足の温度が上がってきたと思ったら、
換気して冷気に晒されて、また手足が凍りつく。
それを繰り返し、非常に意味がない負のスパイラルに陥る。
何時間もかけて暖まったのに、冷気に晒されて
1秒で痙攣を起こすのだから、全て台無しになる。
体の芯から強力に暖め、なおかつ換気が不要な暖房器具。
その絶対条件を満たすのは、輻射式電気ストーブだけです。
以上、私が輻射式電気ストーブにこだわる理由となります。
遠赤外線ヒーターの参考記事
セラムヒート
輻射式電気ストーブの種類
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